老後の楽しみに庭を整えましたが、入れた土が悪く、スギナが繁茂して困っています。植木やグランドカバーの草花も育ってきて、除...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

スギナ退治はどのみち数年がかりになります。
スギナはどんなに抜いても、土が良くならない限り生えてきます。
石灰施用は、雨で石灰が流れてしまえば元の木阿弥。
結局のところ、スギナは単に酸性だから生えるのではなく、火山性土壌
に含まれる諸々が好きなので、酸度矯正だけしても根本解決にはなりま
せん。

スギナを消すコツは、スギナは抜かずに刈るだけにすること、また刈り屑
は捨てずにその場で軽く土をかけて、土に戻すことです。
このとき、米ぬかや油粕、または速効性化成肥料を少量振ってやると分解
が速く進みます。
スギナが消えるのは表土が地下茎の繁殖に適さない状態になることにより
ます。
これには腐植を増やし、微生物を活発に働かせて肥沃な中性土に持っていく
のが回り道のようで最も手っ取り早く確実な方法です。
これには珪酸カルシウムを多く含み、また細くて分解されやすいスギナの
茎葉はとても有効な資材なのです。
スギナはなぜか自らの根や地下茎が嫌う珪酸カルシウムを地上部で大量に
作りだします。

根（地下茎）は残しておいてかまいません。根を取ったところで、取り
残しがあれば、効果が数週間違うだけで取らなかったのと同じ結果です。
また、スギナの根はおそろしく深く入ります。
地下茎こそ地下数センチ～数十センチを這いますが、そこから伸ばす本当
の根は数メートルの深さに達しています。
どだい抜ききるのは不可能なのですから、むしろ発想を転換してスギナ自身
にどんどん茎葉を作らせ、スギナが好む成分を消費させ、スギナが嫌う成分
を作らせ、それをどんどん土に入れていく。
そうすることで自然とスギナは消えていき、他の植物が良く育つ土になって
いくというわけなのです。

回答者：まなかじ (質問から2日後)
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