日本文学(平安期/江戸期/明治〜昭和初期)だったら、ほぼどの
ジャンルでも大丈夫。作者.背景.内容.風俗.文法.派閥.国語学・・・どれでもOK。
めったにないけど、あったら必ずベストですね。
・・・こういう質問があるのも知らない人がいるくらい、質問少ないですが(笑)
===補足===
ハート5つありがとうございます(^^)
「くたばってしまえ」の江戸語表現「くたばってしめえ」または「くたばっちまえ」です。
父親にそう言われた説が広まってるんですが「父親が言った」証拠になる
文献や証言は見つかってないですよ〜 自嘲であったと考える研究者もいますね。
どっちにしろ、富国強兵の時代にロシア文学なんかにうつつを抜かしてるなんて
「志が低い」と思われても不思議じゃない時代だった・・・あ、今でも作家とか漫画家
志望で学校転々としていると、「おまえなんか」と言われかねないですよね(^^;
元々は軍の士官学校に進学したかったんだけど入試に落ちた・・・ところから、
運命というか、考え方が大きく変わってます。軍人文士は鴎外先生が有名だけど、
四迷の場合は、ここで受かっていたら、軍人文士にはなれなかったでしょうね。
軍人(軍医)として成功した鴎外と、士官学校を落第した四迷と、どちらも明治の
大文学者ですが、作風やテーマがかなり違うことの元をたどると、軍人か
落第組かで心の持ち方が大きく違っていたことが伺えます。四迷は数少ない、
民間人として「西洋」を見た作家で、はやり国費留学生の見た「西洋」とは
違うものだったようです。でも、受験に落ちて別の学校に入って、その学校が
商業学校になると知ったら退学して、専修学校(今の専修大学)で学ぶなど、
学生時代の波瀾万丈が、彼の文学世界をどう構築したか・・・彼の描く東京は、
東京ではなくて、江戸でした。富国強兵よりも「江戸の文化や風俗を愛した
人だったと感じます。