子供は授かるときに授かるので自分の思うようにはいきません。それを分かった上での話しで言えば2~3才の差がベストのように思います。私自身がそうで、共に成長し、お互いに良い面も悪い面も理解しているので、大人になってからも共有された世界を持っているというか、強く心のつながった関係となっています。
具体例を言うと、私が兄で妹の勉強を良く見ていました。目茶苦茶厳しい教え方で、「それが、ものを教わる人の態度か!」とか「さっき、教えたばっかりだろ!」とかかなり罵声を伴う指導をしていましたが、子供というのはある程度タフな面があるもので耐えていました。、妹には今ではそういった経験があったおかげで、人にものを教えてもらう態度が良かったり、仕事をする上で喜ばれようと思う気持ちで望むことができるようになって良かったと言われます。私は恥ずかしい思いでそんな話を聞いています。
私の子供も2歳半離れています。男同士で喧嘩ばかりしていますが、仲が良いのも確かで、一緒に良く遊んでいます。最近は上の子が下の子の勉強を見始めるようになりました。私が子供の頃よりずっと優しい教え方で「恐れ入りました。」と思いましたが、教えるほうも勉強になっているので、親としてはなかなか嬉しい光景です。
でも、上に書いたことはたまたま私の周りで起こったことに過ぎないので、これが全てではありません。大事なのは兄弟姉妹の心が強く繋がっていて、お互いに別々の家庭を持つようになっても、友達とはまた違った特別な信頼関係で結ばれた良き相談相手に結果的になっていれば、何歳離れていてもいいように思います。
兄弟姉妹は親が死んだ後も世に残ります。そのときに、全く無縁の関係になるか、会う頻度は少なくとも、心の一部を支えあえる関係にあるかは大きな違いがあると思います。