公道から見える範囲はすべて「プライバシー外」で、見せてもいいから窓を開けている、
というのが世界標準発想なんで、日本でのこういう抗議の嵐は、
googleでも予想外だったようですよ。
特に欧米の郊外住宅地では、庭に面したリビングルームは夜でもカーテンを開いておいて、
「幸せな生活を周囲に見せる」ことが「普通に暮らす幸福な住民」の証拠のようです。
敷地内に侵入しない限りプライバシーの侵害ではない(ストーカー以外)、という
道徳観でつくられた便利マップのひとつですし、住居に住所表示はあっても
防犯のために表札をつけないのも世界標準ですから、日本は欧米と道徳観念が
ちょっと違うんですねー
今は、googleに削除を要請すれば、すみやかに対応してくれます。
今後は、更新があるかどうか頻繁にストリートビューを観察し続けるか、
あるいは世界標準にのっとった公道からの見え方を工夫してお住まいになるか、
どちらかの選択になると思います。
googleよけとして個人宅で一番簡単な対応法は、公道から見える範囲で
一番見せたくないところに、派手なディズニーキャラの飾り付けをすることです。
ディズニーは版権に超きびしいんで、たとえフリー素材でも、無断でgoogle等の
企業が使うことを厳しく禁じていて、見つけたら即訴訟ですから、ストリートビューでも
ディズニーやサンリオ等の世界的版権のある有名キャラがある場所は、
ぼかしてごまかしたり、画像掲載を控えているケースがほとんどです。
個人で自宅に飾り付けるのはOKですけど、googleはそれを写せない、ということです。