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事前に独島宣伝を相談していたのに、意図的ではなかったと逆切れするのは、よほど銅メダルが欲しいからなのでしょうか。

五輪サッカー「独島」ＰＲ“メダル剥奪”騒動に韓国逆ギレ「旭日旗応援はナチスと同じ」2012.8.18 18:00

　ロンドン五輪サッカー男子３位決定戦後に「独島（日本名・竹島）はわが領土」と書いたボードを掲げて駆け回った韓国選手に対し、韓国で擁護する世論が盛り上がっている。一時は選手全員で「独島」をＰＲしようとしたとされ、“確信犯”的政治宣伝といえるにも関わらず、「意図的でなく、メダル剥奪はあんまりだ」というのだ。日本側の「旭日旗を掲げる応援はナチスと同じだ」と抗議する“逆ギレ”現象まで広がっている。（桜井紀雄）

　■当初は全員で「独島」ＰＲを企画、あり得たメダル大量留保

　渦中の人物となったのは、韓国代表のＭＦ朴鍾佑（パク・ジョンウ）選手（２３）。１０日の日韓戦で２－０で日本を破った後、残る韓国選手らが巨大な韓国国旗をフィールドに広げる中、上半身裸で観客席に駆けより、客席の１人からハングルで「独島はわが領土」と書いたボートを受け取った。両手でボードを掲げてフィールドを駆け回ると、波打つ巨大国旗にボードを投げ入れた。

　この行為に国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が“レッドカード”を突き付けた。五輪憲章は「五輪に関する全ての場所において、いかなるデモや政治、宗教、人種にかかわる活動も認められない」と定めており、朴選手の行為は政治的宣伝に当たる疑いがあるとみなしたのだ。
ＩＯＣや国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は即座に調査を開始。ＩＯＣは朴選手を翌日の表彰式に出席しないよう求め、表彰台でメダルを受け取ることはおろか、名前も読み上げられなかった。帰国時もロンドン・ヒースロー空港で待ち受けた韓国メディアに「話すことはない」とだけ語り、１２日の帰国後の代表チームの式典にも出席しなかった。

　しかし、試合終了後の記者会見では具磁哲（ク・ジャチョル）主将の口から、当初は代表全員で「『独島はわが領土』とのセレモニーをしようとした」という爆弾発言が飛び出した。

　日韓戦は李明博大統領が竹島上陸を決行した直後に行われ、１５日には日本の植民地支配から解放された光復節を控えていただけに、「『独島』セレモニーをしようとしたが、『もともと韓国領なのだから稚拙だ』との声があり、万歳三唱に変えた」（具主将）というのだ。

　実際に具主将が２点目の決定打を決めた後、ベンチに駆けより、他の選手らと一緒に万歳三唱をした。当初の思い付き通り「独島セレモニー」をやっていれば、全員がメダルを保留される事態もあり得たわけだ。

　■朴選手は「日本選手助けた紳士」　兵役だけは免除？

　帰国した朴選手を待ち受けていたのは、国民を挙げた同情論で、大韓体育会も「観客からたまたまボードを受け取っただけ。勝利に酔って偶発的に起きたハプニングで、決して意図したものではなかった」と擁護する立場を取った。

　テレビ番組では、日韓戦の「秘話」として試合終了後、力なくグランドに座り込む日本の大津祐樹選手に近づき、立ち上がらせて肩をたたいて元気づける朴選手の映像が紹介された。朴選手のスポーツマンシップと「日本に悪感情を持って意図的に『独島』ＰＲをしたわけではなかった」ことを強調する内容だ。

　韓国ネットでは「この姿が全世界に中継されていたら事態が変わっていただろう」「このような選手のためにサッカー協会も積極的に動くべきだ」とさらに擁護する声が盛り上がった。

　最も同情を誘ったのは、メダルを剥奪されれば、兵役免除まで取り消されてしまうのではないかという点にあった。韓国政府は、メダルを獲得した男子選手に２年余りの兵役を免除する特典を与えており、メダル獲得の大きな原動力になっているとも指摘される。

　スポーツを統括する韓国文化体育観光部長官は「メダル剥奪はあってはならないが、もしそうなっても兵役特例と褒賞金はＩＯＣ規定とは関係ない国内法の問題だ」と述べ、兵役が免除される方向で関係機関と協議する意向を示した。

　メダルが剥奪されても褒賞金を与えられるよう「『朴鍾佑特別法』制定を推進する」と豪語する国会議員まで現れた。
ただ、韓国国内の“ぬるま湯世論”とＩＯＣの判断は別物だ。ＩＯＣのロゲ会長は韓国紙、中央日報のインタビューに朴選手の行為を「明確に政治的表現と見なさなければならない。ＩＯＣ規定は守られるべきで、選手も熟知しておくべきだった。例外を認めれば統制が難しくなる」とシビアな見方を示した。

　■日本のユニホームも「帝国主義」を連想？

　韓国の一部世論は、感情のはけ口として、日本たたきに走った。

　やり玉に挙がったのは、日本人サポーターの旭日旗を掲げた応援だ。ネット上には、旭日旗応援の写真とともに「日本帝国主義を象徴する旗の使用をなぜ認めるのか」との書き込みが登場。「欧州の国が競技するとき、ナチスのマークを振るのと変わらない」という極論まで現れ、ネットユーザーらがＩＯＣに正式抗議しようとする動きを見せている。

　体操の日本代表のユニホームまで批判の標的になった。白地に昇る太陽をあしらったデザインのユニホームが「日本帝国主義の象徴である旭日旗を連想させる」といううがった見方が持ち上がった。民間団体の１つは大韓体育会を訪れ、「旭日旗のユニホームで出場した日本選手を見逃し、故意ではなく『独島セレモニー』をした韓国選手の制裁を論じるのは差別的弾圧だ」とのＩＯＣに向けた抗議を行った。「旭日旗ユニホーム」についてはＩＯＣのロゲ会長にインタビューした中央日報記者も「旭日旗のユニホームも政治色を帯びているのではないか」とまじめに質問している。

　ロゲ氏は「ユニホームが問題という話は初めて聞く。少なくともＩＯＣでは問題になっていない」と質問を一蹴した。

　朴選手の行為をめぐり、韓国サッカー協会（ＫＦＡ）が日本サッカー協会（ＪＦＡ）に「謝罪と再発防止を約束する」メールを送ったことにも非難が集中した。文面に「遺憾の意を表す」とあったため、日本側は「謝罪」と受け止めたが、この事実がメディアを通じて広がると、ＫＦＡは「おわびや謝罪の言葉は全くない。外交辞令を拡大解釈した日本側の誤報だ」と火消しに躍起になった。

　その後にメールには朴選手の過ちを認める文言が含まれていたことが判明したこともあり、韓国世論のＫＦＡへの追及が収まる気配がない。

　中央日報は朴選手への同情的な見方を連日伝える一方で、社説でこう冷静な意見も掲げている。

　「領土問題は一国の主権に関わる核心的な国際政治懸案であり、五輪でこれを持ち出すべきではない。ロンドン五輪５位になったスポーツ国力にふさわしく、スポーツ精神も一段階成熟させなければならない」

　「独島」問題なら何でもありの空気が膨張する韓国で、冷静な意見が大勢を占める日は訪れるのだろうか。http://sankei.jp.msn.com/world/news/120818/kor12081818000005-n5.htm

質問者：匿名希望
質問日時：2012-08-18 21:43:42
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