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スイスやアメリカの下記のような空調設備は、日本でも使われたり研究されたりしていますか。


熱利用エアコン、エコ空調の最前線August 4, 2011

 スイスのバーゼルを拠点とする電力事業者バーゼルシュタット州営エネルギー社(IWB)の施設内。錯綜する銀色のパイプやダクトは、熱を利用した空調システムだ。ヨーロッパ各地で導入が進んでおり、デンマークの首都コペンハーゲンのアデルガーデ(Adelgade)地区では銀行、ホテル、オフィスビル、ドイツのミュンヘンでは携帯電話会社T-モバイルのデータセンター、イタリアのローマではフィウミチーノ空港が同様の設備で冷房している。

 開発元であるインドのエネルギー環境エンジニアリング大手サーマックス社は、現代の環境問題に対する「持続可能な解決策」として売り込んでいる。しかし、根幹の吸収冷却技術は1920年代から商業利用されてきた。一般的なクーラーと同じように、吸収式冷凍機は沸点の低い冷媒を使用している。冷媒が蒸発して空気の熱を奪う仕組みだ。クーラーの場合はガス化した冷媒を電動コンプレッサーで液体に戻すが、吸収式冷凍機は熱圧縮でサイクルを維持する。気化熱だけで稼働できるシステムだ。

 吸収式冷凍機は高価で成績係数も低く、熱の利用量に見合う冷却効果を期待できない。しかし、バーゼルやコペンハーゲンなどの例のように、余熱を有効利用できる施設に導入すれば効率が高いと明らかになった。また、強力な温室効果ガスであるハイドロフルオロカーボン(HFC)冷媒ではなく、水と臭化リチウムまたは水とアンモニアで稼働できる点も強みだ。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080402&expand#title


アメリカ、ユタ州南部の砂漠にある細長いスロットキャニオンで、アメリカ国立公園局は独特な環境条件をエネルギー供給にうまく生かしている。雲ひとつない青空を背景に砂岩の崖が傾斜によってクリーム色からピンク、赤へと姿を変えるユタ州スプリングデールのザイオン国立公園に2000年にオープンしたビジターセンターには、下降気流を利用した冷却塔が2本そびえている。

 塔の最上部にある蜂の巣状の装置にポンプで水を送り込み、砂漠の熱で蒸発させる。気化熱で冷えた空気が重みで塔の中を下降し、建物に吹き込む。ファンは必要ない。周囲の景観と調和するだけでなく、室温を下げる機能も組み込んだ建築上の工夫である。

 公園局と協力してこのプロジェクトに携わったエネルギー省再生可能エネルギー研究所(NREL)の基礎研究グループ責任者ポール・トルチェリーニ氏は、「まず気候の調査から始めた。峡谷を上ると、岸壁を伝って水がたくさん滴り落ち、これが自然に蒸発して温度を下げていることがわかった」と語る。

 冬には気温が摂氏15.5~マイナス6.6度に下がるため、暖房のために暗色の分厚いトロンブ壁(蓄熱壁)が太陽に向かって設置されている。太陽エネルギーを受動的に吸収する技法を普及させたフランス人建築家フェリックス・トロンブ氏にちなんで名付けられたこの壁は、建物の温度が下がると熱を放出し、夜間に建物を温める。ビジターセンターにはさらに、暖房用に放射天井パネルも備えられ、必要な時は電気でこれを稼動させる。これでも一般的な冷暖房設備と比較して90%超のエネルギーが節約でき、年間1万6000ドルのコストを削減できる。

 この施設のおかげで、ザイオン国立公園を訪れる年間250万人を超える観光客はこれまでとまったく異なる体験をすることになった。以前は夏になると、400台分しかない駐車場を目指して2車線の道路に3000台を超える自家用車がひしめいていた。交通渋滞はレジャーを台無しにしただけでなく峡谷の野生動植物にとっても脅威となっていた。異なる3つの生態系が交わるザイオン峡谷にはユタ州の他の地域では見られない約900種の植物が生育する。そして、この公園の構造に欠かせないのが大気汚染の少ないプロパンガスで走る新しいシャトルバスシステムだ。プロジェクトの総事業費2400万ドル(約20億円)にはバス30台とバス整備センターの購入費が含まれている。トルチェリーニ氏によると、一般的なビジターセンターの建設費用とほぼ同額でこれらの省エネ設備を建物に導入できたという。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010121503&expand#title

  • 質問者:れんこん
  • 質問日時:2011-08-14 17:42:46
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これに近いモノは日本でも研究開発しているのでしょうが、こう言う事を研究していると言う話は聞いた事がないですし、実用化はしていないんでしょうね。
日本企業はこういった研究開発にお金をかけたがらないですから。
だから技術者や研究者が外国の研究機関に逃げちゃうんですけどね。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4分後)
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すごくユニークな研究成果ですね。
日本では、このような研究をしているとは
聞いたことはないですね。

  • 回答者:匿名 (質問から4時間後)
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日本でそういった空調設備が使われたり研究されているということは聞いたことがありません。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4時間後)
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聞いたことがないです。
無知ですみません。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

実用化はしていないんでしょう。

  • 回答者:匿名 (質問から34分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

ヒートポンプ式をつくっている会社はあると思います。

  • 回答者:匿名 (質問から27分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

日本にこういうものがあるとは聞いたことがありません。

  • 回答者:匿名 (質問から9分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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