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１５年前の高校３年生の悲しい夏の恋です。
私にとって、初めて相思相愛になれた大切な同じクラスの女の子でした。
私もカノジョもバレーボール部員で、練習後の汗だらけの私に走りよってきてタオルを貸してくれたのがきっかけで話すようになり、親しくなっていきました。
部活が終わった後も二人で帰ることあったため、学校でも半ば公認みたいで、みんなに冷やかされたりすることが、恥ずかしくもあり嬉しくもありました。
しかし、好きなのになぜかお互い奥手でキスはもちろん、手をつなぐこともできずに交際して半年になろうとした夏の時期を迎えました。
カノジョの女子バレー部は地方大会は予選負けで彼女の夏はアルバイト、私の男子バレー部は県大会参加レベルまで行き、夏休みも毎日練習の日々でした。
そんな夏の日の夕方、練習を終えて家に帰ると、母から、「●○さんがなくなった」という連絡があったと聞かされました。
驚いた私は友人に電話し、事の事実を知ることになりました。
バイトの帰り、交通事故にあってカノジョが死んだこと、救急車で病院に運ばれる間、何度も何度もうわごとのように私の名前を呼んでいたことを救急隊員のひとから教えてもらいました。
涙と嗚咽でとても息苦しく、私も死んでしまいたいくらいに体が震えました。
病院の霊安室に入るとカノジョのお母さんが、私に抱きつき、「娘を抱きしめてあげてください」と何度も言われました。
わたしは、言われるがままにカノジョの体に覆いかぶさるようにしてきつく抱きしめ、涙を流しながら白い頬にキスをしました・・・・・・

あれから１５年、私は人を愛することもなく、いまでも、あのころの眩しいカノジョだけを心に抱きとめて生きています。
それが、私のカノジョへの愛のあかしであり、さだめだと思うからです。

回答者：遠い渚 (質問から2時間後)
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