基本、原子力(核分裂元素)と地熱エネルギーは地球上の存在量は決まっており、確実に有限。それ以外は太陽光起因なので太陽依存です。
化石燃料は過去数億年の光合成の結果できたものであり、広義で言えば今流行のバイオマスと同類、農業・林業とエネルギー変換技術を進歩させれば人間が存続するうちは再生可能です。風・水力は太陽光エネルギーによる熱対流によるもので、エネルギー密度が低かったが、これも電力への変換技術進歩で人間が使えるものになったものです。コストや生態系への影響問題はありますが、人類が今以上の生活を望むのであれば犠牲を払ってでも何とかするでしょう。
この意味で、地球上に降り注ぐ太陽光エネルギーは人類社会を含めた地球が現在必要とするエネルギーとほぼつりあっていたものと思います。ただし、太陽も安定した存在ではありませんから、いつ何時エネルギー供給量が変わるか、わかりません(一気に地球を燃やす尽くすことも、急速に冷える可能性もあります)。
問題は、過去に地球内部に死蔵した化石燃料やウランを地上で使用する場合、明らかにエネルギー供給過剰であり、急速に熱過剰となって生物が住めない世界になってしまうことと思います。原子力は地球温暖化にやさしいとか国はのたまってますが、エネルギー収支から考えれば地球上に熱エネルギーをばらまくことに変わりはありません。