そりゃ、設けるべきだと思いますよ。
でもそれって現行の児童手当とどう違うの?っていう話ですよ。
で、もともと全員に配るから、控除廃止などの案が提示されたわけですよね。
そう考えたとき、実際に所得制限を加えたら、増税となる家庭が増えるわけですよ。これって一種の詐欺じゃありません?
また、長妻さんの考えというかもともとの子供手当てのあり方というのは、子供にはどんな子供であろうとも一律にその金額を上げる。そして、高額所得者には代わりにそれ相応の税金を課すというものです。このことのメリットは制度が簡略化される点です。
どんな家庭であろうとも子供がいれば、みんなにお金を配る。
どんな家庭であろうとも所得に応じて、それ相応の税金を課す。
とてもわかりやすいと思いませんか?
それをわざわざ一体にしたような制度設計にしたらいろいろややこしくなる。こんなことをすれば、官僚や長妻さんの仕事が増えて、きちんと法案を詰められなくなる可能性が高まりますよ。
そもそも、子供手当てを先に行おうとするから、こういう中途半端なことになるんです。もともと急ごしらえで行うものではないはずなんです。だって、現行ですでに似たような児童手当というものがあるんですから。
それに加えて、景気対策の一環とかわけの分からない論理を付け加えるから、なんかややこしくなる。もし、景気対策というのであれば一律に配るべきだろう、と思うところです。
まあ、私はもともとこの制度には反対なので、勝手にやってくれ、と思うところなのですが、どうせなら首尾一貫してほしいものです。世論なんてすぐに変わるものなのに、これほどまで世論に迎合する姿勢はどうかと思いますよ。