反対です。ゆとり教育は単に学習内容を減らすだけではなかったはずです。知識の詰め込みではなく、考える力を育てることに重点が置かれていたのです。学力テストの順位が下がったことだけで、学力低下をヒステリックに叫ぶマスコミに踊らされて、本質を見失っているように思います。今の問題は学校での授業時間を長くすることで解決するほど単純なことではありません。家庭や地域での教育力の低下や社会全体が競争主義礼賛状態になっていること等、様々な問題が入り交じっているのです。安易な猫の目のような教育行政のツケはそう遠くない未来にまた現れてくると思います。マスコミの報道を鵜呑みにして騒ぐ前に目の前の子どもの姿と自分たちの教育力の程度を考えて行く方が大切です。誰かのせいにして批判をすることは誰でもできると思います。