質問

終了

どっちを採用しますか？採用担当者になった気分でご意見お願いします。

募集内容
営業担当　（主に企業との取引で個人との取引などは無し、企業への飛び込み営業あり）
給料　試用期間３ヶ月間　２０万　その後　２５万（希望など面接時に相談）　
募集人数　１名

上記の条件で職安で募集したところ、Aさん、Bさん、共に３０歳男性二人から応募がありました。
履歴書上の学歴や職歴、仕事に必要なスキル、年齢、扶養家族（既婚者　子供３歳）などの条件は似たり寄ったり。

ただ、性格が全く正反対です。

Aさんは、理想や理念が高く、体育会系で喜怒哀楽がはっきりしている。
面接で、給料に関しても「前職で実績がある」「客を持ってる」と、試用期間中、それ以降も手取りで３０万は欲しい、それ以下ならココで働かない、はっきりと自己主張出来る。

Bさんは、典型的ないまどきの子。おしゃれで身なりもスッキリ。
「何でも頑張りますから、働かせて欲しい」と、屈託の無い笑顔。
前職の業績に関しても、「自分は会社に属していたので、自分ひとりの実績ではありませんが…」と、控えめ。
給料希望額に関しても、「こういうご時世でもありますし、業績に応じて対応してくだされば…」と、とっても謙虚。

あなたが採用担当だとしたら、どちらを選びますか？
理由を併せてお願いします。あと、書ける範囲でご職業、大体の年代があれば、参考になります。

念の為書いておきますね。
相談理由は、こういう場合、一般的にどっちのタイプが受け入れられるのか？を知りたいだけですので、実際の採用で悩んでいるわけではありません。
なので、「こんなトコで質問するような会社に勤めたくない」とか、「採用担当やめれば？」とかの回答は必要としてません。

質問者：質問します★
質問日時：2009-06-06 03:32:03
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回答してくれたみんなへのお礼

みなさま、ありがとうございました。
営業職ということもあり、Aさんを推す方がいらっしゃるかと思ったのですが、20数名の方にお答えいただき、満場一致でBさん採用です。

私もBさんを採用します。
喜怒哀楽も裏表が無い人柄に感じますが、自信と自信過剰は別物ですし、自己主張と図々しいは紙一重ですから。
Bさんの、何でもします！というのも、逃げに感じるんですけど、適応力や素直さに期待して私もBさんを採用します。
職業は　とある中小企業（薬品の製造販売の会社ですが、ほかにも色んな事業をしております）の経理兼人事兼販売員です。30代女です。

でも、実際、営業の募集で面接に来てくれるのはAさんタイプが多いんですよ…(^^;)
うちだけかしら？
　
年齢、職業を書いていただいた方には5+拍手をさせていただきました。
ベストの方は貴重な経験をお話いただいた匿名人事さんにさせていただきます。

ベスト回答

元、外資系企業（医療機器）人事課採用担当です。40代後半です。
年間に300人以上に方と面接してきました。
採用は12年間担当してきました。

【結論】
私なら『Ｂ』です。

【理由】
Ａのタイプは「自信過剰」傾向にあります。
営業職を務めるにはこの“自信”は必要ですが、過剰に自信を持つと、組織の一員としての統制が取れなくなります。
一つの特別なプロジェクトを新設させる場合はその組織の中に、この様なタイプを数名入れて、プロジェクト達成の為の起爆剤とさせる事もあります。
しかし、会社としても給与規定があり他の営業職もその規定に則って働いています。
まずは、規定に則って勤務して業績を上げてから給与の交渉に入るのが、“筋”です。
正直言って、面接の資料だけでその人が入社して、必ず営業成績を他の人より上回る事が可能かは理解できません。
入社後に業績を上げて初めて、報酬を考慮するのが組織です。
そういうタイプの方にも数多く会いました。
私は必ずこういう質問をしていました。
「ほう、凄い自信がおありですね。それで、同業他社の何社からヘッドハンティングされているのですか？」と・・・
こういうタイプの人に共通していた答えは「・・・、いえ、ありません。」でした。
そうなんです、この答えから分かるように、自分自身では自信満々でも、同業他社からはその能力を必要と認識されていないレベルの人となります。

本当に業績が良く、人柄もズバ抜けて良い人は今努めている会社も手放そうとはしません。
また、同業他社の人事も放って置きません。
その網の目に引っ掛からない人が、“面接の道具”として「前職の高実績」と「客を持っている」と語ります。

また、「客を持っている」と言う人にありがちなのが、「その会社の製品だから付き合いがある」という冷めた現実を理解できない人も多いです。
「自分自身を買って貰って、製品が後から付いて来ている」と勘違いしている方が多いです。

事実、こんな人がいました。
同業他社の営業マンを採用した後の話です。
彼は同じ様に「前職で沢山の客を持っており、業績もトップだった」と言って地方の営業所所長決済で入社した人です。
入社後に以前の顧客の所へ行って新しい会社の製品をＰＲしたところ、客からこんな答えが返って来ました。
「えっ！？今まであれだけこの製品は間違いない！他社よりも数倍優れている！と言って取引していたのに、どうして数倍も劣った製品をウチが買う必要があるんだ？」と・・・
営業マンは「私と○○先生の付き合いじゃないですか、お願いしますよ！」といつもの口調で言ったそうです。
しかし、客からは「そんな事で、私の製品に対する信条は変わらない！あの製品だから使っていたんだよ。君は何か勘違いしているんじゃないか？君を気に入って買ったんじゃない、製品が良いから買ったんだよ」と言われ、初めて自分の愚かさに気づいたと言っていました。

Ｂのタイプは社内教育を徹底させて本人にやる気を毎日与え続けて、組織の大切な一員である事を認識させましょう。
但し、「熱しやすく冷めやすい」現実も持っている可能性もありますが、業績に応じて収入も僅かでも増やせると面接時に伝える事も、このタイプには必要です。

最後に、必ずしもＡのタイプが全部ダメとは思いません。
営業には自信も必要ですが、過剰な自信は転職後に自分の首を絞める事になった人を数多く観てきました。

長文失礼しました。

回答者：匿名人事 (質問から2時間後)
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